2025 .10 .13
竹林のスコレー倉敷市でも在籍している小中学校で出席扱いになる方針になりました

先日、スコレーも入っている倉敷市近隣のフリースクールの運営者が集まっている団体、倉敷フリースクールネットワークと教育委員会で意見交換、連絡会が行われました。
テーマは、「倉敷市でのフリースクール、オルタナティブスクールなどの民間施設の出席扱い」です。

竹林のスコレーでは、今まで岡山市の小中学校で、在籍している学校で出席扱いになっていました。
現在岡山市では小学校4校、中学校1校の全5校が、出席扱いになっています。
そのため、スコレーを利用した日も在籍している学校で出席となっています。
児童が利用している学校へ、スコレーから月末に利用日と活動をまとめて報告をしています。
令和7年10月から倉敷市でも出席扱いに
一方、倉敷市では出席扱いになっている学校はなく、小中学校では欠席扱いとなっていました。
ですが、今月、2025年10月から倉敷市教育委員会の方で方針がまとまり、竹林のスコレーのような民間施設、オルタナティブスクール、フリースクールの利用で在籍校の出席になる方向になりました。
詳細は、こちらのリンクをご確認ください。
スコレーを利用しながら在籍校の出席扱いを受ける手順

この図にあるように、保護者の方からスコレーを利用している旨を学校に伝えていただくと、学校を経由して教育委員会からスコレーに連絡が届くようです。
倉敷市にお住まいでご利用の方、出席扱いをご希望される場合は、在籍している学校にご連絡してみてください。
竹林のスコレーを利用しながら在籍校の出席扱いになる流れ
- 竹林のスコレーの利用登録をする。
- 在籍校の担任の先生にスコレーを利用していることを伝え、出席扱いの希望を伝える。
- 在籍校から教育委員会に連絡が入る。
- 教育委員会からスコレーに連絡が入り訪問視察がある。
- 出席扱いについて是非の結果報告が教育委員会から学校に入る。
少し手順がありますが、初めに保護者の希望を在籍校に伝えていただくことから始まります。
教育機会確保法施行から約8年、倉敷にも多様な学びが広がっています
このたび、倉敷市教育委員会において、民間のフリースクール等での学びを在籍校の「出席扱い」とする仕組みが導入されました。
これは、平成28年に成立した「教育機会確保法」(正式名称:義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律)に基づき、学校外での多様な学びを尊重しようという国の方針を受けたものなんですよね。
竹林のスコレーは、2023年4月から倉敷市で初めての全日制のオルタナティブスクールとして、自然の中での学びや体験活動を通じて、子どもたちが自分らしく成長できる場を提供してきました。
これまでの活動が1つのきっかけとなり、今回の「出席扱い」制度化にも少し貢献できたのかもしれません。
不登校児童生徒数は、2024年度の報告で34万人を超えました。
急激に増加している理由は、学校だけが原因とは限りませんが、学校の集団生活はゆとりのないものになっていっているようにも思います。
その中では、先生方も時間がなく、一人ひとりの子どもたちに寄り添うことは難しい状況があります。
子どもたちがそれぞれの興味や関心をもとに本来持っている能力を発揮できる環境が求められているのではないでしょうか?
倉敷フリースクールネットワークでは財政的支援を行政にお願いしました

昨年度、倉敷フリースクールネットワークでは、出席扱いについての要望を提出しました。
今年度は、フリースクール、またはフリースクールに通う家庭への財政的支援等を要望しました。
全国でも少しずつフリースクールや利用する家庭への財政的な補助を出している自治体が増えてきました。
倉敷市でも続いていけるようにしていきたいですね。