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2026 .07 .12

飛島マリンアクティビティ、毎年恒例の海遊びの一日

桟橋でオレンジのライフジャケットを着て、ピースサインをする子どもたちとスタッフの様子

飛島へ、毎年恒例の海遊びに出発

2026年7月11日、この日は笠岡市にある飛島へ出かけました。

竹林のスコレーで毎年恒例となっている、マリンアクティビティの日です。

毎年、フリースクール育海(はぐくみ)さんとのコラボ事業として実施していて、今年も育海さんのスタッフの方や中学生の子どもたちが、アテンドしてくれました。

飛島は、笠岡市沖に浮かぶ大飛島・小飛島からなる島です。

笠岡諸島の一つで、住吉港から船に乗って向かいます。

橋がかかっていないため、本当の意味での「離島」です。

フェリーが白い水しぶきを切り分けながら進みます。

フェリーの船内で盛り上がる子どもたちとスタッフの様子

大きく揺れるたびに、子どもたちのテンションはどんどん上がっていきました。

船を降りた瞬間から、いつもとは違う空気を感じます。

潮の匂いと波の音が、街中では味わえない飛島らしさを教えてくれました。

桟橋でオレンジのライフジャケットを着て、ピースサインをする子どもたちとスタッフの様子

一人で楽しむのではなく、子ども同士で助け合いながら海を体験できることも、この日の大切な時間です。

年齢の違う子どもたちが同じ班を組み、初めて話す相手ともいつの間にか声をかけ合うようになっていきます。

同じ班の仲間と支え合いながら、離島ならではの海遊びを、今年も一日かけて満喫しました。

蛸壷漁に挑戦、過去最大のタコをゲット

会場に着くと、まずは3班に分かれての蛸壷漁からスタートです。

船上で蛸壷を引き上げる子どもの様子

蛸壷は、一人一人が自分の壷を引き上げていきます。

小さい子は壷が重くてなかなか引き上げられず、苦戦する場面もありました。

そんなとき、自然と上の子たちが手を貸してくれます。

学校の勉強だけでは見えない、小さい子を気遣えるその子の良さが発揮される瞬間です。

こういった場面は、スコレーの日常のあちこちにあります。

そんな中の一つに、大きなタコが入っていました。

大きさはおよそ2kg、過去最大のサイズ。

大きく触手を振り回すタコに、驚きの声とともに歓声もあがりました。

過去最大のタコが入ったバケツを掲げる子どもの様子

一人で見つけたのではなく、班のみんなで見守り、一緒に喜んだ瞬間です。

まわりの子たちも、自分のことのように興奮していました。

船長さんがサポートしてくれて、なんとか網に入れて持ち帰ることができました。

持ち帰ったタコは、刺身・唐揚げ・バター焼きにして味わいました。

調理したタコの皿を掲げる子どもたちの様子

やりたい子は、塩でぬめりを取るところから調理を手伝いました。

ぬるぬるとした感触に驚きながらも、最後までやり遂げる子もいました。

台所でタコの塩もみをする3人の子どもの様子

自分たちで捕まえたものを、自分たちで食べる経験です。

シーカヤックや釣り、波と海水を全身で感じる時間

蛸壷漁のあとは、シーカヤックや釣りにも挑戦しました。

シーカヤックに乗り込む様子

波に揺られながら漕ぐシーカヤックは、思うように進まないこともあります。

左右のバランスを取りながら、オールを操る難しさを体で覚えていきます。

波の力を、こんなに直接感じる機会はなかなかありません。

オールを漕いでシーカヤックを進める子どもの様子

釣りでは、リールの使い方がわからず、釣り糸を絡ませてしまう子もいました。

ほどくのに時間がかかり、悔しそうな表情を見せる場面もありました。

釣れた魚をバケツに入れて見せる様子

海に触れた手をなめてみて、しょっぱさに驚く子も。

プールとは違う、本物の海水の味です。

中でも盛り上がったのが、船の操縦体験です。

船に詳しい保護者の方が、免許を持つ人の指導があれば子どもたちも運転してよいと教えてくれました。

フリースクール育海代表の堂野さんに教えてもらいながら、実際に船を運転させてもらった班もあれば、この日は乗るだけだった班もありました。運転できた班は、ハンドルを握る手に真剣な表情を浮かべていました。

船のハンドルを握る子どもに、フリースクール育海の堂野さんが教える様子
船内でフリースクール育海の堂野さんと子どもたちが集まる様子

埠頭からのダイブ、挑戦する子・やめる子それぞれの選択

活動の締めくくりは、埠頭からのダイブです。

埠頭から海に飛び込んだ直後の水しぶきと見守る子どもたちの様子

友達が飛び込む姿を見て、自分もやってみたくなる。そんな空気が埠頭に広がっていました。

次々と海へ飛び込む子どもたちの姿がありました。スタッフも一緒に飛び込みます。

着水のたびに上がる歓声が、埠頭に響いていました。

下から見るのと違い、埠頭から見下ろす海は、思った以上に高く感じるものです。

挑戦しようと埠頭に登ったものの、怖くなってやめた子もいました。

無理にやらなかったところも良かったです、と担当したスタッフも振り返っています。飛び込む子も、やめる子も、どちらも自分で選んだ結果です。

まわりの子たちからは「はやく」「大丈夫だよ」と声もかかっていました。それでも、怖いと感じた気持ちのまま、やめる決断をするのも勇気のいることです。

陽に焼けた顔に浮かんだ、充実した一日

船の手すりから景色を眺める子どもたちの様子

活動を終えた子どもたちの顔は、みんな陽に焼けていました。

その表情には、疲れよりも満足感の方が大きくにじんでいました。

波の力、海水のしょっぱさ、タコの重み。

画面の向こうでは、決して味わえないものばかりです。

荷物を背負い、港に戻る途中の子どもたちの様子

子ども同士で助け合い、時には競い合いながら過ごした一日は、海という自然そのものから学ぶ時間になりました。

教科書の中の知識ではなく、自分の肌で確かめた学びです。

毎年恒例のこの行事も、子どもたちにとって夏を象徴する特別な体験の一つになっています。

今回の飛島マリンアクティビティは、毎年フリースクール育海さんとのコラボ事業として実施しています。

堂野さんをはじめ、育海のみなさんに心より感謝申し上げます。

海の中で自分の力を試したり、時には怖さと向き合ったりする経験。

そうした体験の積み重ねが、いざという時に自分の身を守る力にもつながっていきます。

竹林のスコレーを運営しているNPO法人こうのさとでは、体験を通じて防災について考える親子防災リーダープロジェクト2026も行っています。


📷 竹林のスコレーの日常は、Instagram(@chikurin_schole)でも発信しています。子どもたちの様子とスコレーの活動、気になる方はぜひのぞいてみてください。